「お・お兄ちゃんも、およご?」 今日は朝からぎこちない空気が漂っていたが 先に口を開いたのは瑞希のほうだった。 俺も意識してるのかあいつの体をまともに見れなくてどこか挙動不審だ。 気まずくなるのも無理もない、 昨夜、月明かりに照らされた夜のビーチで 俺達は越えてはならない一線を越えてしまった。